Welcome to our party 2 【気象系BL】
第7章 Love Cooking♡ by きぃな
「ねぇ…またちゃんと練習出来なかったじゃん」
情事後のまどろみの中、ラグの上に二人で転がる
あの後、キッチンからリビングに場所を移して、思うままに身体を重ねた
「次はちゃんと練習するって」
確かこの間もそう言ったよね…
撮影が始まって困るのは、自分なんだからね、知らないよっ
「……翔くんヤル気あんの?」
「っ、てか、おまえが誘うから悪いんだろっ」
「さ、誘ってないしっ」
俺はぷいっと顔を背けた
「いやでも、俺はヤル気はいつでも満々だけどな?」
「えっ、ちょ…っ」
翔くんが片肘を付いて身体を起こす
「それにさ、俺…おまえを料理するのは、上手いだろ?」
「ちょ、ちょっと…っ」
翔くんが俺に覆い被さるように床に手を付き、上からニヤリと見下ろす
「ちょっ、翔くんっ、その『ヤル気』じゃないし、その『料理』でもないしっ」
「るさいっ、次はどんな味付けにしてやろうか…櫻井センセーに任せなさい♡」
翔くんがゆっくりと俺の唇を塞ぐ
直ぐに離れた唇が、首筋、鎖骨と下っていく
「あっ、しょ…くっ、今シたばっか、んっ、んふ…ぅ」
「ふふっ、素材が良いから、料理のやりがいがあるな♡」
翔くんのバカっ、ヘンタイっ
でも……
悔しいけど
俺を料理する櫻井センセーのウデは
世界一♡
ーお・わ・れ♡ー