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Welcome to our party 2 【気象系BL】

第67章 さよならのソナタ by ガーベラ❤




「まー、早くこっちにおいで」
「待って~、さと」

「ほら、これ。まーにあげるよ」
「ホントに?わあ~、綺麗!嬉しい...
ありがと、さと❤」

僕はさとのほっぺにチュウをした。
さとは少し驚いたような顔をして僕を見た。

「お礼だよ」

「じゃ、お礼のお礼ね」

さとは僕の口にチュッと自分の口をくっつけた。

「さと...?」

「パパとママには内緒だよ♪」
「...うん。内緒」


智が10歳、俺が8歳の時のことだ。

田舎のおじいちゃん家に行ったときに、近くの納屋に潜り込んで、智が俺に綺麗な青い石をくれた時の思い出。

もうずっと昔のことで、智は忘れてしまっているだろうけど、俺には大切な思い出だったんだ。

俺達は兄弟で、生まれた時から智とは一緒。
自他ともに認める、微笑ましい仲良し兄弟だった。

そう。
表向きはね。
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