Welcome to our party 2 【気象系BL】
第25章 ハニージンジャー by うめ
いつの間にか寝てしまった雅紀の後処理をして服を着せた。
抱えるなんて出来ないから…寝室から枕と毛布を持ってきて雅紀に掛け、俺も隣に潜り込む。
「ん…」
眠ったまま雅紀が俺に擦り寄ってくる。
背中に手を回してその無邪気で可愛い寝顔を見つめた。
こんなひねくれ者の俺の側に居てくれるのは…雅紀しか居ない。
大切にしたい。
でもついついいつも…裏腹な態度を取ってしまう。
こんなに愛してるのに。
俺に必死に愛を伝えてくる雅紀が可愛くて可愛くて…。
愛しくて愛しくて…仕方ない。
サラサラの髪の毛を撫でながらそっと頬にキスを落とすと…嬉しそうに笑った…気がした。
こんな愛し方しか出来なくて…ごめん。
でもこんな愛し方しか出来ない俺だけど…一生離さないよ。
お前を世界で1番愛してるのは…俺だから。
「誕生日おめでとう…愛してるよ雅紀…」
ぎゅっと抱き締めて…またその唇にキスをした。
雅紀の頬が赤く染まるのを気付かないまま…俺は大好きな匂いと温もりに包まれながら…目を閉じた。
ーTHE ENDー