第4章 ♡Story５１♡　九条和真

「陸にも？(苦笑)」



「......多分、お前といたのが原因じゃねぇの？
アイツのことだし......」



「ぁ......昨日言った私といると面倒なことに巻き込まれるって、
そういうこと？(苦笑)」



「......それとは、違う。多分......」



「多分かい！」



「......あいつも、なんとなくでやってたんだろ。
餓鬼なんて、そんなもんだし。」



「陸、今日ちゃんと謝ってたもんね。
でもなんで偽善者だなんて言ったの？陸だって、過ぎたこととは言え
ちゃんと思い出した上で謝ったんだよ？私と違って、ちゃんと覚えていた......
偽善者は、私だけで十分でしょ？」



「......。」



「九条君、いくらクラスに馴染めないからってあんな態度は駄目だよ。
クラス内で仲間割れとか、見たくないし......今は無理だとは思うけど、
本当に徹平さんとも仲良くなって欲しいって思ってる......

あ！私急に説教臭くてごめん......私の意見、
押し付けちゃってごめんね(苦笑)」



「っいや......確かに今日の俺はムキになりすぎた。
でも、アイツにムカついたのはホント......なんか、凄くうざい。」



「きっぱり言うね(苦笑)」



「だってマジうざいし。昨日偶然、鉢合わせてよ......
もう生理的に無理。」



「そ、そこまで言っちゃうのね......(汗)」



「向こうだってそう思ってんだろ。」



「......(汗)」



「......でも、ちょっと言い過ぎたなっては、思ってる......」



「そっか......」
(なんか、どんどんデレてきた......)←



「......でも俺、謝んのか、苦手だし......」



「謝るのは大事なことだけど......苦手な人にとってはとことん苦手だからね(苦笑)
でもみんなには、悪いって思っているのが本音なんだよね？」



「......あぁ。」



和真は声を小さくして答えた。



「なら、私と一緒に謝ろ？
少しでも、伝えるだけで違うと思う。このまま謝らなかったら、
みんなに誤解させちゃうよ？そんなの、私が見ていた嫌だもん......」



「......。」



「......あとさ、」