第20章 ♡Story６７♡　最後の文化祭

「百合ちゃんは、本当に素敵な子だと思うよ。
君を好きになれて、本当に良かったって思ってる……ありがとう。」＿ﾁｭｯ



柊は軽く百合のおでこにキスをした。



「っ……柊さん？」



「……おでこへのキスは、友情と祝福の意味を表す……おめでとう(微笑)
最後まで、悔いを残さないでね？」



「はい、ありがとうございます(微笑)」



「なーにさり気なくしてんだよ柊……」



＿ﾋﾞｸｯ「「っ桂木さん！／廉っ」」



「無駄にイケメンなんだよお前は。……おいっ」＿ｸﾞｲｯ



「ぎゃあっ！！」←



柊から百合を取り上げるが百合は悲鳴を上げた。



「おい！俺と柊で何でこんなに違うんだよ！！」



「お前が強引すぎるんだよ……強引な人は百合ちゃんが苦手なタイプなんじゃない？
有栖川雅みたいな感じの。」



「あのストーカー野郎と一緒にすんなよ！！」



「うぇぇぇ……」←



「……こんな嫌そうな百合ちゃん、初めて見たよ。」



「柊てめぇ……(怒)」



だが結局百合は廉と嫌々踊ったのであった。









「お前ずっと嫌そうな顔で踊りやがって(怒)」



「つーん……」



「ははっ★ざまあぁ(黒笑)」←



「やっぱり玉森兄妹ムカつくっ！！(怒)」



「裕太は相変わらずだな……」



「颯太さん！」



「なぁ、俺とも踊る気ないか？
別に嫌なら嫌でいいg.「いいですよ」……彼氏いるのに
あっさりだな……」



「桂木さんのことは早く忘れたいんで(笑)」←



「ってんめぇ……(怒)」



「ぷっぷっぷぅ(笑)」



「……このバカ共はほっといていくぞ。」



「あ、はい(苦笑)」




颯太は睨み合う裕太と廉をよそに百合の手を取り輪の中に入ったのだった。




「ホント、お前は色々と見応えのあるやつだったよ……」



「え…そうですか？」



「突然裕太の妹として現れたと思えばあっという間に人気になるわ
ドラマ映画に出るわ……これからって時に引退だの……ホント忙しい奴だなお前は。
呆れるくらい……」



「……それ、褒めてます？貶してます？(苦笑)」



「……褒めてんだよ(怒)」



「す、すいません(汗)