藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第11章 ♡Story58♡ 本音
「……。」
「……太輔、色々疲れてるんだよね?
もうこれ以上散策はしないから……」
「……悪いな、退院早々……」
「いいよ……」
百合はオムライスを食べ終わると食器をシンクに持っていった。
食器をシンクに入れると冷蔵庫から水の入ったペットボトルを出した。
「……薬か?」
「うん、沢山出てきた(苦笑)
苦痛でしょうがないよ……」
百合は処方された薬を少しずつ飲んでいく。
「……。」
太輔もオムライスを食べ終わると食器をシンクに持っていく。
「洗いものは俺がしとく、今はゆっくり休め。」
「……ありがとう、太輔。じゃあ、お言葉に甘えて……
先にお風呂入るね。」
「あぁ……」
お風呂からもあがり…
「ふぅ……久々のお風呂気持ちよかったぁ!」
「のぼせてねぇか?」
「うん、大丈夫だよ。」
百合はソファーに座っている太輔の横に座った。
ちなみに太輔は小説を読んでいた。
「なんの本読んでるのー?」
「二階堂に勧められて借りたやつ。」
「『櫻子さんの足元には死体が埋まっている』?
私も読むー!」
百合は太輔の肩に頭を寄せた。
「ったく、しょうがねぇな……」
二人は一緒に小説を小説を読んだ。
小説を読み終わる頃には……
「すぅ……すぅ……zzz」
百合は肩を寄せたまま眠りについていた。
「重いと思ったら寝てやんの……ったく。」
太輔は小説をテーブルに置くと百合を起こさないよう抱き上げ
百合のベッドまで運んだ。
_百合の部屋
百合をベッドまで運び寝かせる。
「すぅ……すぅ……」
「……おやすみ。
百合、愛してる……」_チュッ…
太輔はそっと百合にキスをした。
「ずっと……傍にいるから……」
百合の頭を撫でしばらく見つめたあと太輔は部屋を出ていった。