第21章 ⭐翔君の愛読書?
O「翔くん、何読んでるの?」
S「ん? あぁ、これ?」
O「見せて見せて?」
S「いいけど、智くんにはちょっと難しいんじゃないかな?」
O「そんなことないよぉ。だってそれ“気象系BL小説”何でしょ?」
S「はぁ? 何訳の分かんないこと言ってんの?」
O「もぉ、隠さなくてもいいんだって。ほら、貸して?」
S「うん…はい、どうぞ?」
O「ありがと…って、何これ? 漢字がいっぱい並んでるよ?」
S「だから言ったでしょ、智くんには難しいって…」
O「…ふぇ…頭が痛い…」
(あのカウンセラー、嘘ばっかじゃん!)