第160章 赤に染まれ! コメントありがとうございます♪
「いつからお前はそこにいる?」
『忘れたよ、そんな昔のこと…』
「ククク…そうだよな、俺だって忘れたさ…」
『どうした、今日はヤケに寂しそうだ…』
「そんなことはないさ…。だだ…」
『ただ、なんだ? 言えよ、吐き出しちまえよ…』
「ただ、寒いんだよ…どうしてだか分かんねぇけど、寒くて寒くて仕方がねぇんだよ」
『ククッ…そんなに寒けりゃ、オレが暖めてやるよ… 』
「ああ、暖めてくれ。たとえ燃え尽きちまっても構わない。この身を焼き尽くすような、熱い炎で俺を暖めてくれ…」
『翔…この世で一番美しいのはお前だ、翔…』
「あぁ…もっと…もっと…俺を…」
『その朱に染まった肌も、潤んだ瞳も…全てが美しい… 』
「んぁっ…もっと深く…強く…俺を突いてくれ…」
『お前を愛せるのは、俺しかいない…』
「足りない…足りねぇんだよ…ショウ…もっと俺に熱を…」
『欲張りな翔…。こんなにも愛してるのに…まだ欲しいのか?』
「ん…はっ…あぁ…欲しい…欲しくて欲しくて…堪んねぇよ…」
『狂え…もっと、乱れちまえ…』
「ひっ…、あぁぁぁぁぁっ…熱い…熱…いよ…ショウ…」
『離さないよ、翔? お前はオレのモノだ…』
「離さないで…ずっと傍に…あぁ…っ…!」
『離すもんか…、所詮俺とお前は一つの器しか持ってないんだからな…』
「愛してる、ショウ…」
『ククク…オレだって愛してるよ、翔?』
「永遠に、お前だけだ…ショウ…」
おわり♥