第135章 僕は僕だから
S「智くんはさ、良く人から“マイペースだね”って言われるよね?」
O「うん。言われる…」
S「智くんには智くんのペースがあってさ、それを崩したら“らしくない”って思われるわけじゃない?」
O「そう…なのかなぁ…」
S「自分のペースを崩さない、ってところが“智くんらしさ”でもあるよね?」
O「僕のペース?」
S「だって智くんは智くんでしょ? 他にはいないでしょ?」
O「…いたら怖いじゃん(。ŏ_ŏ)」
S「い、いや、そうなんだけどさ…(;^_^A う〜ん、じゃあ言い方変えようか? 智くん“絵”描くよね?」
O「うん。僕絵描くの好き♪」
S「絵描く人ってさ、それぞれタッチが違ってたりするでしょ? 智くんには智くんのタッチがあるよね?」
O「うん。そうだと思う」
S「それってさ、智くんにしか出来ないタッチだったりするじゃない? それが智くんの絵の“特徴”であったり“個性”だと思うんだ」
O「そうかもしんない」
S「智くんは智くんなんだよ? 他の誰でもない、大野智は1人しかいないんだから…」
O「僕は僕でしかない…ってこと?」
S「そ(^-^) 智くんは智くんのままでいいんだよ? 無理をして自分のペースを崩してしまったら、それはもう俺の好きな智くんじゃないから…」
O「翔くん…。こんな僕でもいいの?」
S「当たり前でしょ? 智くんだから、俺は好きになったんだよ?」
O「うん。僕もヘタレでだらしないけど、翔くんが好き♥」
S「あ、ありがと…(;^_^A」
O「僕は僕らしく…」
S「俺は俺らしく、ね?」
おわり