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Ko・Ba・Na・Shi♡【気象系BL】

第124章 半分こ


N「う〜、寒っ…」

A「あ〜あ、和の手真っ赤じゃん。霜焼け出来ちゃうよ?」

N「だって雪降るなんて聞いてなかったし…」

A「ふふ、はいコレ片方貸して上げる」

N「あ、ありがと…」

A「コレも、飲みかけだけど、まだ温かいから、ね?」

N「う、うん…」

A「どう? 身体の中から暖まるでしょ?」

N「うん。…ん? あれ?」

A「どうしたの?」

N「えっ、あぁ、いや、その…」

A「何、どうしたのさ」

N「財布…忘れたみたいだ…」

A「それ大変じゃん! カードとかは?」

N「私、現金主義なんで…」

A「仕方ないな…。はい、コレ。足りなくなったら言って? 貸すから」

N「悪いね? 恩に着るよ」

A「懐が寒いと、身も心も寒くなるからさ…」

N「ほんと、そうだよね…」

A「まだ寒い?」

N「ちょっとだけね?」

A「そっか、困ったな。流石にマフラー半分に切る訳にいかないし…どうしよう?」

N「ふふ、そうゆう時は…ほら、こうするんですよ」

A「あっ、そっか! でもさ、どうせ2人で巻くなら、もっと長いのにすれば良かったね? そしたらさ…」

N「バカだなぁ。短いマフラーを2人で巻くから、密着出来て暖かいんだろ?」

A「そっか、そうだね。体温も半分こだね」

N「そ、何でも半分こね?」
(サイフの中身もな…Ψ( Φ∀Φ)Ψ)


おわり
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