第114章 帝王の嘆き
俺が知念を嫌ってるって?
フッ…
笑わせるぜ…
別に嫌っちゃいないよ?
でもな?
お前、俺以外のメンバーと仲良くし過ぎじゃね?
なに、智君からストラップ貰ったって?
俺、聞いてねぇし…
まさか、ペアじゃねぇよな?
ニノの家に行ったって?
泊まったりしてねぇだろうな?
雅紀と飯?
まさか“あ〜ん”とかしてんじゃねぇだろうな?
酔ったフリして科作ったりしてんじゃねぇだろうな?
潤からアドバイス?
何のだよ?
如何わしいこと相談してんじゃねぇだろうな?
あ〜、クソッ…
俺はお前が嫌いな訳じゃねぇんだよ。
寧ろ可愛いと思ってるさ…
なのに…
な〜んで、俺のことは怖いわけ?
飯?
行ってやるよ。
何ならその先もサービスしてやるよ。
「誰かもう一人…」
って…
何なのお前。
俺がお前の人見知り、克服させてやるよ。
覚悟しときな…
おわり