第99章 どっちが最弱王?
A「コッチが俺で、お前はコッチだ」
A(さあ、どっちを選ぶ?)
N「俺は俺を信じた方がいいのか?」
A「当たり前じゃないか」
A(違うぞ! お前自身を信じるんじゃなくて、俺を信じてくれ!)
N「家族ぐるみだもんね」
A「おじいちゃんも大好きだって言ってたぞ」
A(あ〜、もう! じいちゃんじゃなくて、俺だろ?)
N「よし、俺はどっちだ?」
A「俺はコッチ、お前はコッチだ」
N「俺はお前を信じて…」
A「信じろ…」
A(その言葉を待ってたよ…)
N「お前と一緒に歩んで行きたい!」
A(よし、言わせた! お前からのプロポーズ、ちゃんと受け取ったぜ!)
N(絶対勘違いしてるよね? 負けたんですよ? あなた最弱王なんですよ? なのにそんな嬉しそうな顔しちゃってさ…? 勘違いしてるとしか思えないよね?)
A「和…さっきのアレなんだけどさ…」
N「アレって?」
A「あの、そのオレと…ってやつ…」
N「ああ…アレね?」
A「オレもそう思ってるから…」
N「はあ? あんなのゲームでしょ? それよりさ、早く帰ろ? 朝早かったから、超眠い…」
A(本心じゃないでしょ? オレには分かるよ? 何せ20年の付き合いですから(^-^))
N(ま、好きな思わせときましょうかね…。元々そのつもりだったし…。付き合って上げますよ、これからもずっとね?)
A「か〜ず♥」
N「なぁに♥」
A「好きだよ♥」
N(そう…、こんな感じで俺たちはこれからも続いて行くんだよね、俺だけの“最強王”さん♪)
おわり