第96章 自分のペースで、ね?
M「違う! 俺が言ってんのはそうじゃなくて…」
A「ね、ねぇ、少し休憩しない?」
M「休んでる暇なんかねぇだろうが…」
N「もう俺、無理…。腰、モタねぇ…」
M「そんなの言い訳だろ?」
O「オイラももう限界…。膝、完璧笑っちゃってるもん」
M「リーダーまで、んな情けねぇこと言うなよな…」
S「潤、お前何焦ってんの?」
M「焦ってなんかないよ…」
S「どう見たって焦ってんだろうが…」
M「焦ってなんかないって言ってんじゃん!」
S「だったらなんだよ、これ…。みんなボロボロじゃねぇか…」
M「それは…。でも、ツアーまで時間ないし、頑張んないと…」
S「でもさ、それってお前一人で頑張ったって仕方なくね?」
M「なにそれ…」
S「お前さぁ、もっと頼れよ…俺達を…」
M「…………」
S「お前の気持ちは分かるよ? でも、そこまで一人で頑張る必要ないんじゃねぇの?」
M「翔さん…俺………」
S「だからさ、焦らず、たまにはゆっくり休んでリフレッシュしてこいよ。 な、潤…」
M「翔さんの言う通りだよ。俺、一人で焦ってた。ごめん…」
S「まあ、俺らも協力するしさ…」
M「翔さん、ありがと…う…」
S「お前はお前のペースで頑張ればいいんだよ?」
M「うん。…でも、また俺が暴走した時は、翔さん止めてくれる?」
S「ったり前だろ? そのために俺らがいるんだから…な? 忘れんなよ?」
M忘れない…。俺は俺のペースで頑張ってみるよ」
S「おう、頑張れ!」
おわり