第63章 晴れたらいいな
N「そんな真剣に、何やってんですか?」
A「あのね、テルテル坊主作ってんの」
N「は? テルテル坊主? なんでまた?」
A「今日さ、天気になればいいな、と思ってさ…」
N「明日何かあるんですか?」
A「運動会があるんだよ、幼稚園の」
N「はあ…」
A「ホントはさ昨日だったんだけどさ、生憎の雨模様で中止になったらしくてさ」
N「で?」
A「だから、こしてテルテル坊主作ってぶら下げとけば、天気になるかな、と思って」
N「なるほどね? で、相葉さん幼稚園児に知り合いいましたっけ?」
A「違う違う、オレじゃなくって、Namakoの知り合いの子供が運動会なの」
N「ふ~ん…。そういうことなら私も手伝いますか」
A「おっ! 助かるよ」
N「でもさ、Namakoって”超”が付くほど”雨女”らしいですよ?」
A「マジで? うわぁ、それヤバいやつじゃん…」
N「まぁ、雨が降ったらNamakoのせいにしとけばいいんじゃないですか?」
A「それもそうだね」
N「晴れるといいですね?」
A「きっと晴れるよ」
おわり