第48章 で、どっちなの?
N「いや、だからね? 私ばっかはイヤダ、って言ってるんですよ」
S「でもそれだと、二人で決めたRuleの意味を成さないとおもうんだけど?」
N「だって…」
S「だって、じゃないでしょ? イヤだったら俺に勝てばいいだけのことでしょ?」
N「私がじゃんけん弱いの知ってるくせに…」
S「負けは負け。さ、早く脱いで?」
N「やだやだ! 絶対イ~ヤ~ダ!」
A「どうしたの? 二人喧嘩?」
O「珍しいね?」
M「ニノ、何拗ねてんの?」
N「グスン…」
S「実はさ…かくかくしかじか…」
M「そりゃニノが悪いんじゃない?」
A「Ruleはちゃんと守らなきゃ」
O「そうだそうだ!」
S「ほら見ろ。俺の言ったとおりだろ?」
N「じゃ、じゃあさ、ここはほら、多数決は?」
S「そこまで言うなら多数決でもいいけどさ…。どんな結果になっても文句は言いっこなしだぞ? それでもいい?」
N「う、うん…。い、言わない」
S「じゃ、始めるよ?
”ニノ受け見たい奴 Put Your Hands Up!”」
M「Yeah!」
A「Yeah!」
O「Yeah!」
S「Yeah!
4対1で決まりだね?」