第2章 君を守る【カラ松】
「ひあぁああっ」
律動が始まる。
指とは比べ物にならない感覚に声が止まらない。
塞ぐ間もない私の口からは唾液が伝う。
それをカラ松君が覆いかぶさってきて舐めとった。
「、可愛いぞっ愛してる!」
その言葉にきゅんとする。
「うっ、あまり締めないでくれっ!もう少しの中を味わっていたいのに・・・イってしまう」
本当につらいのか眉を顰めるカラ松君。
「はっああ、カラ・・・まっひぁああ、無理ですぅう」
言っている途中でものすごい快感が私を襲った。
それに気づいたのかカラ松君も再びその場所を突こうと探すように動く。
「あっ、ソコらめぇええええ!!」
「っっっ!!」
私が腰をビクビクとさせると同時にカラ松君の自身がドクドクと脈打つのが伝わってきた。
「NOぉおおおおお!!」
カラ松君ががっくりとうなだれて涙を流す。
「あまりの締付にイっってしまった・・・」
こんな可愛い一面もあるんだなと顔がほころぶ。
「またしましょ?」
すると項垂れていたカラ松君がすごい勢いで起き上がった。
「いいのか!?」
先輩が私の中でむくむくと大きくなるのを感じてはっとする。
「え!?今ですか!?」
「ダメ・・・か・・・」
「ダメ・・・じゃないです」
これ以上ないくらいに嬉しそうな顔をしたカラ松君が「あっ!」と何かを思い出したようだ。
「、その前に一つ言い忘れていたことがあったな?」
「え?」
「順番が逆になってしまってすまない・・・俺と付き合ってほしい!」
格好つけた顔だし、こんな繋がった状態で言うセリフじゃないよね?
なんて思われるかもしれないけど、彼のその甘い声に囁かれると私はどうしても・・・
「はい、私でよければ」
嫌とは言えない。