第2章 アイドルと看護師
あおさんに、かっこいいって言われて、やり返しをくらいました。
あんなの、聞き慣れているはずなのに、
あおさんに言われると、
顔が熱くなって、ドキドキした。
ご飯に誘ったけど、番号教えたけど、
「はーぁ」
あれから二日。着信がありません。
「恋するニノって、そんななんだ~」
大野さんがニヤニヤしてくる。
皆して、からかってくる。
「小学生じゃないんだから」
でも、ちょっと後悔。
あおさんの番号聞いとけばよかった・・・。
「葵ちゃんの番号は聞いてないの?」
「はい」
もう、ばれてるならいいや。今更開き直るわけにもいかない。
「俺、多分知ってる」
今まで静かに雑誌読んでた翔さんが言った。
「なら翔ちゃんの携帯からかけちゃえ!」
相葉さん・・・。元気だなぁ。
「なんで翔さんが知ってんの?」
潤くんも疑問みたい。実は私も。仲良かったのでしょうか。