第13章 出会いの場所
「これからまた忙しくなるもん、俺」
「私も冬は忙しいです。事故とか多くて」
「今しか、ないの」
「ですよね」
最後の一口を食べ終えたあおさん。
満足そうな顔してる。
「あの、悩ませてたらごめん」
「ううん。それは大丈夫ですけど」
「けど?」
「やっぱり、いくら人でも一般人とアイドルの結婚はわけが違う」
「うん」
確かにそう。
俺は『嵐』なんだ。
でも、
あおさんが好き・・・。
「・・・あ!」
式は挙げられなくても
一緒にくらいは居られる!
「一緒に住みましょうか」
「え?」