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恋愛診察
第11章 必要な存在
驚いた。
ドアを開けたら、和也君が立ってて
赤いほっぺをしてる。
いきなり抱きつかれたけど
私には抵抗できなかった。
この温もりを、
待っていたのかもしれません。
「ドキドキしてて、苦しいんです。
看護師さん、助けて・・・」
前みたいに、顔が一気に熱くなった。
この、甘く囁く和也君。
嬉しいけど、上手く伝えられない自分が
嫌です。
「わ、たし、お医者さんでは、ないので」
そう言うと
和也君がさらにギュッとしてきた。
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