第5章 会えない分の愛を
「和也、君こそ、お仕事は?」
「明日は夕方からなの~」
とっても嬉しそうですね、和也君。
「せっかくのおやすみ、私といていいんですか?」
「貴女といないと意味がない」
そうやって、さらっと言うから、
慣れてきたと思ったのに
赤くなってしまうんですよ。
「で、泊まってく?帰っちゃう?」
「い、いようかな」
貴方の顔が
まず、行かせないって顔だもの。
「あおさん」
今日、何度目のキスでしょう。
だんだんと落ち着いている自分が
恐かったりします・・・
が!
まだ、気づいていなかったのかもしれません。
お泊まりということが
どういうことか・・・。