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【テニスの王子様】王様と私【跡部景吾裏夢】

第12章 長太郎と



「え…?これは、どういう…跡部さん?え?」

物音と人の声に目を醒ますと、隣のベッドで寝ていたはずの日吉が情事の最中だった。

上に跨った女子は、見慣れた幼馴染。

何度も突き上げられ、自らも腰を動かし激しく行為に及んでいる。

声を上げられずにいると、2人と同じベッドの端に、跡部さんが座っていた。

信じられないというか、何が起こっているか解らない。

怒りも特に感じないまま、2人の行為を見つめる。

果てた2人がキスを交わすと、今度は俺の番だと聞こえた。

どんな夢なんだ…?

ガバッと起き上がってベッドに座ると、制服のズボンがテントを張っていた。

うわ…

慌てて隠したけど、これは恥ずかしい。

ていうか、本当にどういう状況?

「んぅ!」

目を閉じる暇もなく唇をふさがれる。

さっき、触れるだけのキスをした、柔らかく小さな唇。

でも、さっきとは違う、濃厚なキス。

舌が絡む。初めての深いキスに慌てるけど、野薔薇は妙に慣れていて、少しだけ切ない気持ちになった。

「うわ、んっああっ」

キスに心酔するも束の間、野薔薇の小さな手が俺の元気な下半身に触れる。

あっという間にズボンを下げられ、落とされてしまう。

キスが気持ち良くてあっさり脱がされるって、男としてどうなんだ…

でも、気持ち良くて止められない。

人の気配に目を開けると跡部さんがギシ、とベッドの横に座った。

「ホラ、鳳はもっと欲しがってるぞ」

笑って野薔薇を煽ると、彼女が微笑む。

こんな風に笑うんだ。跡部さんと一対の宝石みたいだ。

「あぅっ」

キスの余韻に油断していたせいで刺激に声を上げる。

野薔薇が俺のを咥えてる。

「んっ、ちょっ、野薔薇」

冷たい床に膝をついている野薔薇を後ろから日吉が抱きしめた。

少し口が閉じたようで、歯が当たる。

「うあっ」

ピリっとする。

日吉はお構いなしに野薔薇を後ろから撫で回した。

野薔薇のシャツはボタンが全部空いて、ブラジャーはホックが外れているのか意味を成さない状態だった。

スカートは履いていない。……下着は、ない。

日吉が野薔薇の脚の間に手を滑り込ませると、俺のを咥える音と別の濡れた音がした。

野薔薇の呼吸が忙しくなる。
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