第11章 10月10日
今日は朝から、両親の様子がおかしかった。
原作を知っている私はその理由がわかるため、自分もそわそわしてしまう。
今日は10月10日、ナルトが産まれる日、九尾の襲来があるはずのひだ。
(ミナトもクシナも死なせたりしない!)
私は決意して拳を握った。
今日は両親は昼過ぎから任務があるようで、私は宗家に預けられていた。
そして今、私は瞬身の修行をしていた。
誘拐事件の後、父は、火遁をいくつか、そして瞬身を教えてくれていた。
私は、火遁・炎弾、そして豪火球を使えるようになっていた。
豪火球はかろうじてと言った感じだ。
今は、まだ成功したことのない瞬身を練習していた。
修行を始めて二時間ほどした頃、私は身体に圧力を感じた。
『やった!出来た!』
私はようやく成功させた瞬身の術にガッツポーズをしていた。