第39章 雪の国と春
sideーナルトー
「……なぁ、本当にネエちゃんなのか?」
俺はサスケたちと別れて、背中におぶった流に声をかける。
「そうよ。」
どうやら本当にネェちゃんらしく、そう答える。
「……なんか、流がオカマになったみたいだってばよ……」
俺がそう言呟いたときだった。
"ボフン"
背中で音がして、流の姿だったネェちゃんがもとの姿に戻っていた。
「……あぁ!本当にネェちゃん!?」
思わず叫ぶとネェちゃんはため息をついた。
「早く行くわよ!」
その言葉に、俺は止まっていた足を動かそうとした。
「坊主!乗ってけぇ!」
その声に振り替えると、絵映画のおっちゃんたちが変な乗り物に乗って俺たちを呼んでいた。
俺はネェちゃんとそれに乗ると、ドトウのもとに向かった。
「流~!」
俺はドトウと流を見つけて叫んだ。
『……ナルト!ドトウはまかせた!』
いつの間にか流が俺の隣に現れてそう言う。
「まかせろってばよ!」
俺はドトウに向かって行った。
(くそ!チャクラが練れねぇ!)
俺はドトウの術を食らって吹っ飛んだ。
意識が闇に落ちていく。
気づくと、俺はあの場所にたっていた。