第15章 覚悟。
月曜が来た。
その日は待っても待っても、リエーフくんは朝ごはんを食べに来なかった。
1人で食べる朝ごはんはなんだか寂しかった。
寂しくて早めに出勤するとみんなの机を拭いて回った。
最初に来たのは赤葦さん。
次に月島くん。
黒尾さんが来て、リエーフくんが来て、遅刻ギリギリに木兎さんが来た。
いつも通り仕事が始まった。
お昼は仁花ちゃんと。
お土産を渡して、旅行の話をした。
午後の仕事もこなし、就業時間になった。
みんなはさっさと帰っていく。
残った私はひとり、会社を出た。
久々にひとりで帰る帰り道は、
なんだか寂しかった。