ENDLESS L♥VE【DIABOLIK LOVERS】
第5章 闇にまぎれしその正体
レイジ「貴女、先程から何杯水を飲んでいるのです?」
『す、すみません……。なんか、喉がずっと渇きっぱなしで……』
レイジさんが訝しげな顔でそう言うのも無理はない。
車に乗ってからずっと水を飲み続けているのだから。
どれだけ水を飲んでも、言いようのない喉の渇きが癒えることはない。
カナト「少しくらい、我慢出来ないんですか……」
『ご、ごめん……』
確か、カナトくんとライトくんがアヤトが言ってた三つ子、だよね。
似てないな……。
みんな美形なのは変わらないけど……それぞれの個性が強すぎる。
にしても、どうしてこんなに喉が渇くのかな……?
ダメだ……。
1分さえも我慢できない。
ああ…………
〈血が欲しい………〉