第13章 涙
「安心しろ‥必ず助けてやる」
「本当!?」
ダリューンは頷いた
「ディーンさんがまだ戻ってないの」
「そうか‥」
ナルサスは顎に手をやりなにかを考えているようだ
「ディーンが戻ってくるまで待ってくれないか?」
「‥いいでしょう。あと一時間待ちましょう」
「シュウさんも力をかしてくれませんか?」
「‥うん。力をかすよ」
里奈は優しく微笑んだ
だが一時間たってもディーンは戻ってこなかった
「ナルサス!!敵に囲まれてるよ!」
アルフリードは慌ててやってきた
「何!?」
皆が驚くなかナルサスだけは冷静だった
「エラムに頼んである」
ナルサスはフッと笑った
「最初から気づいてたのか?」