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アルスラーン戦記~殿下の幼馴染~

第13章 涙


「ちょっといい?」

シュウが手招きをした

里奈は廊下にでた

「さっきリキが父さんを助けたいから力を貸してくれって言われたんだけど‥」

「リキに私や私の仲間は力を貸すつもりです。どうかシュウさんも‥」

「無理だよ」

「え?」

「奴らに逆らったら命はないんだ‥だからこれ以上変な事はしないで?」

「どういう意味ですか?」

「奴らの王はアンドラゴラスと互角とも言われているんだ。兵も強い‥一度戦ってわかったんだ‥」

「アンドラゴラス王と互角!?」

シュウは悲しそうな顔をした

「じゃあ諦めるのか?」

振り返るとリキが立っていた

「勝てる相手じゃないから諦めるのか?」

「リキだって!わかったろ?どれだけあいつが強いか!」
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