第3章 決闘
「う‥」
里奈が目を覚ますと布団の上だった
「大丈夫か?」
「ダリューン‥殿下は?」
里奈は目をあわせることが出来ない
「戻ってくるから待っていろ」
「ダリューン!里奈は?」
「目を覚ましました」
「よかった」
アルスラーンは笑顔で笑った
「ダリューンが里奈をはこんでくれたのだ」
「‥ありがとう」
「すまない里奈‥危険な目にあわせて」
アルスラーンは頭をさげた
「いいんだよアルスちゃん!」
「ダリューンに里奈を頼んでも良いか?また里奈に何かあったら大変だからな」
ダリューンは頷いた
また二人きりに
「緊張するな」
「わかってるよ‥見回りしに行ってく‥!?」
里奈はふらついてしまった
「まだ動かないほうがいい」