第79章 卒業式の時間
その先頭には腹黒生徒会長率いる五英傑
「なっ…何だ君達はジャマするな!!」
「見ての通り卒業生だよ!テメーらこそ人の花道ジャマすんじゃねぇ!」
「君達の強引な取材姿勢には僕等も随分迷惑した。編集してネットに告発しようかね〜」
「全員顔覚えたしな。ギシャシャシャ」
良いことしてるけど……顔が……ゲスいよ!!
「さ…僕等に隠れて、駐車場までエスコートしよう」
ゆきちゃんの肩に回そうとした榊原の手を止める杉野くん……
「大半が今日で縁もゆかりも無くなるとはいえ、仮にも同じ学校で学んだ生徒だ 見捨てれば支配者の僕の恥になる。」
まだ、支配者になりたいんだ。でもごめんねー。
あんたの配下になることはまずないから~。
「赤羽、宮川、君らだけは椚ヶ丘に残るそうだなほとぼりが冷めた頃…たっぷり吊し上げて吐いてもらうぞ。君等をここまで育てた担任…殺せんせーとやらの話をな。」
「別にいいけど、浅野クンの固い頭じゃ全部理解は難しいかな〜」
「腹黒さをなくせばわかると思うけどね~。……あー、無理か。ふふっ。高校でも宜しくねー。腹黒生徒会長さんとそのまわりにくっついている人達~。」
「早く乗れ。あばよ」
また渚泣いているし……。
「ねー、皆……あの約束……必ず守ろうね。」
「「わかってるよ。」」
300億は……それぞれの入学金や頭金や、将来のために残し、お世話になったところに配った。
そして皆で1つ大きな買い物をした。
後の残りは政府に返した。
皆がっくりしてたけどね……。