第79章 卒業式の時間
「烏間先生、平気っスよ。俺等も上手いこと平穏におさまるよう努力するから。」
「烏間先生を困らせたくないしね」
「注目されるのなれてるからね~。」
「「あんたはモデルだからだよ!!」」
……こわいよ!皆揃って言わなくても……。
「その代わり、皆の希望があるんですが…今日の椚ヶ丘の卒業式には出させて下さい。本校舎の皆との戦いの日々も…殺せんせーと作った大事な思い出だから……。」
「…ああ、手配しよう。その為に俺はここにいるんだからな」
「全員起立!!」
「「烏間先生、ビッチ先生 本当に色々教えて頂きありがとうございました!」」
「卒業式どこでやんだ?」
「学校閉鎖されてるから市民会館でやるらしーぜ」
「親に制服持ってきてもらわねーと……。」
「目がはれてるよ……。大変だ……」
私は、メイクポーチをだして、軽くメイクをした。ナチュラル、可愛い系メイクをね。何か、視線感じるな……。
「うわっ!何?どうしたの?皆……。」
「さすが、モデルだなって。メイクの仕方上手いね。目のはれが隠れてるよ」
「皆にもやってあげるよ。男子は何とかして。」
と女子全員に、目のはれをごまかすメイクをした。
「……渚……あんた凄くはれてない??」
「知らないよ。」
「さすがにメイクすると、本当に女の子になりそうだから、お母さんに氷持ってきてもらいな。」
「……うん。」
暫くして……卒業式がはじまった。