第77章 2代目死神の時間
「二代目」
「(心配しないで殺せんせー。やればできる そう教えてくれたのは…お姉ちゃんと先生だから)」
「あかりん!危ない!」
「え?」
私は……あかりんに……触手を巻きつけたが……
遅かった……
「え?結衣……?」
「結衣さん……?」
カルマや殺せんせーの声なんて頭に入らなかった。視界のはしで、真っ黒な顔の殺せんせーが見えた。
「はははははははははは!!姉妹そろって俺の前で死にやがった!!本当に迷惑な奴等だな!!
姉の代用品として飼ってやってもよかったが…あいにく穴の開いたアバズレには興味なくてね。それにしても、君も触手を持っていたなんてね。驚……ぐはっ!!」
「許さない……。あんただけは……絶対に……許さない!!」
「2代目……殺れ。」