第76章 会いに行く時間
結衣side
夜になり、その爆薬を使って私の指示で、外に出た私達。
「遅いわよ。私の完璧な脱出マップがありながら。」
「…ビッチ先生これは…」
「カラスマから頼まれてね、思ったよりかかっちゃったわ。E組教師を口実に通って心を開かせて
休憩室で見張り全員が談笑する習慣を作って、あんたらの脱出経路を確保するまで……。」
「どーやってこんだけの脱出道具、口の中に入れてたんだ。」
「恐るべし世界屈指の色仕掛け術」
「フフフ…。レーザーの発射時刻は日付が変わる直前ですってね。どういう結果になるのかは私は知らない。けど、どのみち明日は卒業式の日なんでしょ 最後の授業よ、存分に受けてらっしゃい」
「「….っ、はい!!」」
動き出す皆。
「よっし!まず各自、手はず通り帰宅して準備!!逃げた事はすぐバレる、包囲の警戒が強くなる前に!!」
いったん、カルマの家に戻り、色々準備をした。