第64章 受験の時間
「てゆーかさぁ…殺せんせーがやりたかっただけだろ?」
「この古典的な受験NGワードごっこ」
「先生っぽいイベントだから」
「もう皆、七三にされた今…言えない言葉は何もない。」
私されてません。
「受験中は使うのを控えていた罠がある 今なら使える」
「ち、ちょっと皆さん…」
「死ね!!」
すると床が開いた。
「テメーの苦手な落とし穴だぜ!!」
「地獄まで落ちて下さいよぉ!!」
「お、落ち着いてってば!!」
何でカツラでガードするのかな??
「うるせー!!人の受験で楽しみやがって!!」
かわしながら穴から飛び出すターゲット……。
「う、にゅやや…。ええそうですとも!!お祭りなんですよ受験なんて!!」
「あっさり認めやがった。」
「竹林君!!落ちたっていいんです 高校受験の第一志望ごとき!!君の刃は1本だけですか?2本目の刃でもちゃんと勝負が出来るでしょう?」
「…ッ、当然ですよ!!滑り止めの高校だろうが僕の進路に影響は無い!!」
「なりたいのは医者ですか!?それとも爆発物取扱!?」
「医者ですよ!!色々迷ったけどやっぱりなりたい!!」
「それがいい!!君に合ってる!!君の細やかな知識吸収力!!弱者ゆえに身についた強さ!!全て大事に弱い人の味方になって下さい!!」
ちゃっかり渚にもアドバイスしてるし……
いい先生だよ。本当に。