第46章 死神の時間
「―殺し屋になって一番最初に磨いたのは―、正面戦闘の技術だった。」
と木村君も殴った。うわー。気絶したね~。
「殺し屋には99%必要のない技術だが…これが無いと残り1%の標的を殺り漏らす。世界一の殺し屋を志すなら…必須の技術だ」
前原と磯貝がスタンガンをもって身構えるけど……。
死神は二人の前をヒュッと通り過ぎ、カエデの前に行く。
「カエデ!!」
「あっ・・・が・・・」
「・・・っと、アバラ折っちゃったか、女子はさすがに脆いな。残りの人質はもう粗末に扱えないな。」
「カエデ!!」
渚が、カッとしている……
「どいて皆!僕が殺る」
とナイフを持って死神のところへ近づいていった。