第38章 肝試しの時間
「……いや、鷹岡倒したあと……どう?」
「普通じゃない?怖くないし……」
「だよね。俺さ怖くないのが怖いんだよ。結衣にたいしても同じことが言える。」
……
「怖くないのが怖い?って私も??」
「そう、あのときの結衣と渚くん見て正直衝撃受けた。鷹岡やあの女を倒したことじゃない……。倒したあとだよ。全然怖くないんだ。喧嘩したら俺が100%勝てるけど、殺し屋にとってそんな勝敗意味もない。怖くないって一番怖いってことはじめて知った。……でも負けないけどね。先生の命をいただくのはこの俺だよ。」
何か……格好いい……。