第34章 潜入の時間
「結衣?」
「ん?」
「なにかあった?」
「敵がプロならそれなりに、人を用意してるんじゃないかなぁ~って。まぁ、私の予想だけどね。」
無事に三階までこられた。
ここからは客のふりができるみたい。
でも敵の顔が分からないしな……
注意して……進まないと……
「入ってしまえば楽勝じゃないか。」
「油断はするな。」
「時間ねぇーんだからさっさと行こうぜ。」
何言……あのおっさん!!
「「寺坂くん!そいつ危ない!」」
ぷしゅーー。と音とともに、ガスが噴射された。
……最悪。集団行動出来ないのかな……。