第29章 期末の時間
「先生の触手を破壊する権利を得たのは、中村さん、結衣さん、奥田さん、磯貝君の四名。暗殺においても、賭けにおいても、君は今回何も戦力にもならなかった。……結衣さんは、多分、ちゃんと勉強したと思いますよ。
だから、君の得意で、結衣さんが少し苦手とする、数学の学年で二位、総合二位がとれたんです。
分かりましたか?やるべき時に、やるべき事をしなかったものは、この教室では存在感を失っていく。」
先生……あんまりいじめないであげてよ……。
それいじょうは、見られなくて、私は教室に戻った。
ホームルームか……めんど。
私は寝るよ。
「(おいおい!今から暗殺的なの殺ろうとしてるのになに寝てんだよ!!)」