第29章 期末の時間
勉強……そろそろしないとな……。
よし……やるぞっ!!
私は二階に行き、勉強を始めた。
しばらくすると、
トントンとドアのノックオンが聞こえた。
私は急いで勉強道具をしまい、ファッション雑誌を開いた。
「はーい?」
「入るよ。」
「うん。カルマ君……どうしたの?」
焦った……すごく焦った……
勉強してるのバレたら何か恥ずかしいじゃん。
「下にいなかったからさ。で、何読んでるの?」
「ファッション雑誌だよ~。」
「結衣も勉強してないよね……」
私のベットに座って言うカルマ君……
あはは。
「それに……参考書1つもないね……。ほとんど、ファッション雑誌だね……。漫画もあるけど……。」
隠してるんですよ!!!
「参考書より、教科書の方がいいかな~。みたいな?」
「ふーーん。」
……そんな目で見ないでよ……。