第5章 修学旅行準備の時間
「で、何で寝坊しそうになったの?」
「昨日、考え事しちゃって、寝たのが遅かったんだよね~。」
「そうなの?結衣らしいや~。」
カルマ君のこと考えてた何て言えないからね。
だってさ、恥ずかしいじゃん。
「結衣熱?顔赤いよ?」
「えっ?熱なんかないよっ!!」
うぅ。渚にはかなわないかもしれないよ。
「渚君、結衣ちゃんおはよー。」
「「カルマ君!おはよ。」」
「今日カルマ君早いね。」
早いんだ。普通だと思うけど……
もしかしてカルマ君って……遅刻常習犯??
「ん?そうかな~?タコがいるからじゃない?」
「じゃー、結衣もそうなるかな?」
「えっ?」
「何で?」
「今日寝坊しそうだったからだよ。」