第21章 秘密の時間
「残念ですが今それを話したところで無意味です。先生が地球を爆破すれば、皆さんが何を知ろうが、全てチリになりますからね~逆にもし、君達が地球を救えば、君達はいくらでも知る機会を得る。もう分かるでしょう。知りたいなら答えは1つ……殺してみなさい……。アサシンとターゲットそれが君達と先生を結びつけた絆のはずです。先生の中の答えを知りたいのなら君達は暗殺で聞くしかないのです。質問がなければ今日はここまで。」
「……ふっ。確かに……殺せんせーのいうとおりだね……。地球が爆破されれば私達は死ぬ。死んだら、何もかも忘れちゃうかもしれないもんね。生きている間……どんなに仲良くても……どんなに……大切に思ってても……ね。生きている人間は、死んだあとのことなんて……誰にも分からないよね。」
「結衣さん?」
「ははっ。何でもないよ……。」
「「結衣……」」
カルマ君と渚は……私の過去知ってるから分かっちゃうよね……。こんなに思ってても……無意味ってことだよね……。