第19章 転校生の時間(2)
「それだけでいい。それだけでいい。」
「「なんかまた面倒くさいのが転校してきた!!」」
「先生も反応に困っている。笑顔でもなく……真顔でもなく……なんだ、その中途半端な顔は??」
それより、濡れてないのが気になります!!
「ねーイトナくん。ちょっと気になったんだけどさ…今外から手ぶらで入ってきたよね??外どしゃ降りの雨なのに……」
「「何でイトナ君……1滴たりとも濡れてないの??」」
「(またはもってるし!!本当にお似合いだよ!あのカップル!!)」
「お前らは二人揃ってこのクラスで一番強い。けど、安心しろ。俺より弱いから、俺はお前らを殺さない。ん?」
このクラス一帯凍りついた……。