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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第93章 93話






「クリティカル!!2ポインッ!!ゴン!!」

『何とーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
ゴン選手にクリティカルヒットがでましたァーーーーーーーーーーーー!!!

これでポイントはひっくり返って2対1!!ゴン選手リード!』



「よし!!」


試合は順調に進み、見事ゴンがヒソカに一発打ち込むことができた。
これでようやくゴンも四次試験の雪辱を晴らせるだろう。




ゴンとヒソカが歩み寄り、44番のプレートをヒソカに渡す。



そのシーンを目の当たりにして、普通に少し感動してしまった。
当たり前だが、私だけじゃない。ゴンもキルアも凄く努力したのを今まで見て来た、こんなに成長できたんだ。




タオルハンカチを出してそっと目元を拭っていると、ヒソカのオーラ別性格分析が始まった。

ズシは隣で興味津々に聞き入っている


「名前さん!操作系の性格って何だか知ってますか!?」

「ん!?知ってるよ。えーっと確か”理屈屋でマイペース”だったかな…」

「え!自分マイペース…理屈屋っすか!?」

「うーん…どうだろ…」


それを言うと私なんて特質系意外自分の系統わかってないもんな…

「ズシは私の系統ってなんだと思う?」

「特質系じゃなかったっすか?」

「それは群青のオーラの方で、私の本当のオーラは纏すらままならないからまだ解らないんだ」

「そうっすね…放出系…とか?」

「放出系の性格は”短期で大雑把”…」

「え!じゃあ違うっす!すみません!」




ちょっと意地悪にそう言うと、ズシは慌てて謝った。

ふふふと笑ってみせると安心したように肩を撫で下ろしたのち、からかわれた事に気が付き少し拗ねている
コロコロと表情が変わって可愛い。




そういえば…私の念って、これから修行してどうにかなる物なのだろうか…

そんなやりとりをしているうちに、ぼんやりとした不安を感じた。

まだ先のことにはなるけれど、いずれは能力を2つ使うことも可能なのかな
ふと思い立った懸念ではあるけど、ひと段落ついた今が丁度考えるにはいい時期かもしれない。


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