第13章 二・其の弐
わびぬれば今はたおなじ難波なる
みをつくしても逢はむとぞ思ふ
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相葉に対して罰として和也の側近から外しておいて自分はいまだに翔との関係を断ち切れずにいた。
櫻『……ん。 起きてらしたのですか。
』
大『ああ。翔も起きたか…』
布団の中で身体をもぞもぞとスリ寄せながら上目づかいで見つめてくると、それを抱き寄せて髪を梳くようにそっと撫でる。
櫻『智様… んっあっ…… そんな…
あっ…』
大『…ん 翔… 足……開いて』
櫻『あっ… だっ…め…
智……様っ………んっくっ…』
どちらが誘ってるでもなく何となくそういう
雰囲気でなし崩し的にそうなる。