第12章 二・其ノ壱
ひさかたの光のどけき春の日に
しづ心なく花 の散るらむ
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ヤーーー アイヤーーーーー
二『覚悟!!』
国『は… くっ…!』
大『やるじゃないか…。 和也。
これならもう次から共に行けそうだな。』
二『はい。 ありがとうございます!』
櫻『影丸は、腕が落ちたのではないです
か? 和也殿ごときに一本取られてはな…』
翔がそう言うと、和也と目でバチバチとやりあう。
あれから、何の変化もなく…
どちらの関係も続けている状態で。
兄上と、翔の関係もまた変わらずらしく
常に兄上の後を追いかけてくっついて行く翔に苛立ちを募らせるのだ。