第6章 其ノ伍
大『どうだ…和也…ここ…、良い?』
二『あう…あん…あ…ああぁ…あう…いい…
いい… お兄ちゃ…ま…好きで…す』
智の手が再び和也の背中を撫でまわしなが ら、抱きしめるようにして突いていく。
二『あ…あ…いい …お願い…あう…もう…あ あ…』
大『イキそうなのか?和也…』
カクカクとまた言葉に出さずうなずく。
大『ああ…和也 一緒だ…俺ももう出すよ…ほら、イっていいよ。』
そう言って智は一気に動きを速める。
二『あ…あ、あ、イく、イく、イっちゃう…、あう…ああ、 あう、い…イクっ!』
腰を上下と動かすと和也の両脚が絡みついて中まで締めつけてくる。
そうして、しきりに私の背中を掻き抱くよう な和也の両手を感じながら、ドクドク と和也の中に熱を注ぎ込んでいった。