第1章 出会い

～堅治くんside〜

｢ん？どこだここ｣


俺は黄金にボールぶつけられて、保健室で寝たはず…
でも、ここは我ら伊達工の保健室のベットじゃねぇ！

あ、夢か。

なんだ。





？『え！？』


夢じゃねぇ！どうしよう！

？『えーっと、もしかして、二口堅治くんですか！！うわー！まさか！夢か！いやいや、顔もそっくり、伊達工のジャージ着てるし！かっこいい！！私、二口堅治くんのこと大好きなんですよ！』


え！なに、この子、可愛い顔してあった瞬間に告白！？つーか、なんで俺のこと知ってんの！？

堅「あのー、どちら様ですか??なんで俺のこと知ってんすか？」

すずか『大山すずかです！名乗らなくてごめんなさい！話ができるなんて夢のようです。あ！大好きなアニメに出てくるんです！ハイキュー！！って知ってますか？』


堅「いや、何言ってるか全然わからないです。えーっと…」

すずか『すずちゃんって呼んでください！説明不足で、ごめんなさい。二口くんが出てくるアニメがあるんです。スゴイ人気なんです！でも、二口くんとかは、アニメに出てくるから2次元の人間じゃないですか！ここ、３次元です。だから、もう信じられなくて…。そのアニメ、青根くんとか黄金川くんとか茂庭さんとか、みんな出てくるんですよー！見てみますか？』


おいおい、まじかよ。俺って二次元の存在だったのかよ。つーか、しんじらんねぇよ。でも、青根のことも、黄金ことも、茂庭さんのことも知ってんだよなぁ…コイツ。


堅｢おう、見せて！｣



とりあえず、その、ハイキュー？を見せてもらうことにした。