第1章 *第一章*この気持ち
Sside
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二「相葉さんの名前を聞いたらそうなったんですね?」
口元は笑ってるけど、目は笑ってないニノ。
俺、なんかしたかな??
翔「う、うん…」
二「さっき、おみやげ貰ってましたけど嬉しかった?」
それには素早く頷いて
翔「そりゃ嬉しかったよ。…でも、何か違うんだよね。おみやげくらい前までも何回もあったのに今回は違う。“嬉しい”っていう気持ちの発端が違う気がするんだ…」
そう言い終わると、彼は浅くため息をついた。
二「…はぁ。やっぱりあなたもそうだったんですね」