【おそ松さん宗教松】セーチクダイ・スロラーニュ 《前編》
第8章 彩りのない、運命は
それにしても一松さん、おそ松兄さんとそっくりだったなぁ。
客室で初めて見たとき、おそ松兄さんがシスターの格好しているのかと思った。
正直、笑いこらえるので必死だったよ。
なのに教会裏でさ、シスターは赤の他人で、おそ松兄さんとつるんでるなんてビックリした。
この出会いは、悪戯が運命か。
それとも、ただの偶然か必然か。
どれにしても、出会ったことには違いないんだけどね。
いや、僕はこの物語の結末なんか知らないよ?
ハッピーエンドか、バットエンドか、
考えて見るのも楽しいなぁ。
この物語の登場人物に、僕も混ざってるんだよね?
『1人で暴走し、1人で後悔した、ひとりぼっちの堕天使』……
なかなか良いキャラクターじゃない?
…この“六人”の中で、誰が悪役なのかな?
悪魔?
神父?
女神?
修道士?
天使?
それとも
堕天使────────?