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【黒バス】シュガーポット
第28章 魅惑の声色
演奏が終わり、部屋が静まり返る。
緑間はマイクを置き、桜をちらりと見て口を開いた。
「…お前が歌えと言うから歌ったのだが…」
「・・・・・」
「桜?」
緑間に名前を呼ばれ、ようやく我に返った桜は、興奮気味にはしゃいだ。
「すごい!めちゃくちゃ上手!!」
「正直、驚きました」
黒子は不満そうに緑間を睨んだ。
「真太郎!もっと歌って!」
「い、嫌なのだよ」
桜に絶賛され、照れ隠しに左手で眼鏡を押し上げる緑間。
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