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【黒バス】シュガーポット

第24章 叶わぬ夢を抱いて


「ううん。私こそごめんなさい…」
桜は、緑間の肩にそっと頬を寄せた。
「私ね、真太郎に声をかけた女の子が、うらやましかったの…」
「桜…」
「あの子は、真太郎と同じ教室で過ごしてる…私には出来ないことが、
あの子には出来る…私には、叶わないことが…」
「桜…それは…」
「大丈夫、分かってる!真太郎はそれ以上に私に愛情をくれる…
これ以上欲張りになっちゃいけないって思ってる…なのに…」
緑間の言葉を遮り、桜は小さな拳を握りしめ、僅かに震えていた。
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